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住人の紹介

写真:健太さん(雪祭り)

<自閉症とは>

「自ら心を閉ざしている」そういう病気ではありません。
先天的な脳の機能障害です。 写真:辰徳さん(インターネット)
自分の感情を私たちにわかる形で、表現することができなかったり、何かに強くこだわったりするため、社会の中で上手に生きていくことができません。
しかし私たちが少し見方を変え、一歩彼らの世界に歩み寄れば、彼らにとっても、そして私たちにとっても住みやすい社会が築けるのではないかと〜

写真:翼さん(海水浴)

<目から覚える>

もしあなたが自閉症でないなら、もしくは聴覚に障がいがないなら、きっと耳から言葉を覚えたはず・・・ 写真:聖さん(海水浴)
でも自閉症の人の中には文字から先に言葉を覚える人がいます。
考えてみれば音は流れていってしまう存在、チャンスの女神のように後ろ髪はないのです。 写真:圭さん(旅行)
っというわけで音という媒体はそっけないのであります。
まさに知らない国の言葉で話しかけられたときのように・・・
どんなにがんばって聞いてもわからないように・・・
あなたが伝えようとしてくれれば伝えようとしてくれるほど自閉症の人にはツライのかもぉ〜


写真:育永さん(チューブすべり)

<目からと耳から>

「寝るとき目を閉じるのはなぜ?」「っていうかなんで耳は閉じないの?」なんて疑問を感じたことはありませんか?
もちろん安全上の問題。
そしてそれ以外に考えられること。
それは映像の情報量は音の情報量と比べて、とっても大きいのでしょう。
きっとだから寝るときは閉じるのだと。
だって目を開けたままだったら休めないよね。脳が・・・ 写真:輝さん(作業所)
ところで先ほど自閉症の人の中には言葉を文字から先に覚える人がいると述べましたが。
どうですか? と〜ても不思議でしょ!
えっそんな些細なことと思うかもしれませんが、自閉症の人の心をのぞく入口は案外こんなところにあるのではと感じています。
きっと彼らの瞳を通してみるこの世界はあなたのそれとは違うはず!
あなたの瞳を通してみた世界は本物ですか?


写真:直也さん(公園)

<違いと一緒>

「柴犬」と「プードル」のちがいはわかりますか?
な〜んて簡単「見ればわかるっしょ!っていうか鳴き声もちがうしぃ〜」
では一緒のところは?
「えっ両方とも犬でしょ!」
しかし自閉症の人にとってはこういった一緒ってところがわかりにくいのです。
一対一に対応しているものを覚えるのは得意なのですが、カテゴライズがとっても苦手。
「プードルは犬であって、哺乳類であって、動物であって・・・」
だから彼らにとって概念を形成することはとっても難しいことなのです。
そして概念形成が苦手なことにより、抽象的な言葉、例えば「やさしさ」とかの意味を理解しにくいのです。
僕らはそれをどうやって学んできたのでしょうか?

写真:耕輔さん(スポーツジム)

<福祉の住人>

今は昔、僕らの「生きる」は
施設の中にしかなかった
でも今日、僕らの「生きる」は
街の中にもある
それは楽しい!
それは嬉しい!


人の暮らしってなんだろう 人が生きるってなんだろう
そんなドラマがここにはあります!


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(C) Takashi Yokota 2009